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2019年5月の読果 [日々是読書]

いやぁ、何処にもいかない連休。
読書が捗るものです。
https://booklog.jp/users/masahi-6

何処にも出かけられない
オリンピック期間も捗りそう。。。



「ひと」
ひと




強さも弱さも、美しさも汚さも。
でも、ほんの少し優しさが残って、”人”を考える。
人間って、人と人の間にあるもの、ってのも思い出した。





「ランチ酒」

ランチ酒




”酒場放浪記”をイメージしちゃうと、重さに潰されますが。
何だかんだあっても、食べて飲んで。
しっとりと読めます。
でも、実在する店がモデルなので、お腹は空くかも。






んで、今月は
『ルパンの娘』  横関 大
ルパンの娘 (講談社文庫)









伝説的盗賊一族でも堅気に生きようとする司書のお姉さん。
警察一家で捜査一課期待のホープなイケメン。
このカップルは前途多難。
無事に結婚できるのか。


二人の視点を行き来して語られます。
殺された伝説的盗賊一族のじい様(超スリ)の死の真相を
探りながら、明かされる二人の立場と周囲のバタバタ。
両家の顔合わせとか、もう。


とっつきにくそう、と敬遠してた作者でしたが、
ミステリとエンターテイメントがナイスな配分。
深キョンでドラマ化、変に弄らないことを願います。



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2019年4月の読果 [日々是読書]

https://booklog.jp/users/masahi-6

まぁまぁ読んでるけど、
まだ足りない。

とはいえ、未読の本が溜まってきているけど
Kindleだと、つい溜めてしまいがち。
場所取らないから、焦りも少ないからかな。


「熱帯」
熱帯 (文春e-book)




謎の本を巡る探索と冒険と妄想のグルグル。
脳髄をふやかして、浸りながら読むべき。



「偽善のトリセツ 反倫理学講座」
偽善のトリセツ 反倫理学講座 (河出文庫)




『やらない善より、やる偽善』という医者の名言もありますが、
”偽善”という謎の言葉から、いろんな考察を分かりやすくしてくれてる。



「味見したい本」
味見したい本 (ちくま文庫)




食べ物に関する本を紹介するエッセイ。
読みたくなる+食べたくなる、
という二つの欲を起こさせる悪魔の本。



んで、今月の一冊。
『女子的生活』坂木司

女子的生活(新潮文庫)









好きな作家なのに、なぜか手を出していなかった。
NHKでドラマ化された時もスルーしてた、何故でしょ?


”可愛いものが好き”なイケメンの女子的生活。
好きなので、当然、自身も可愛くなります。
そんな彼(彼女?)のもとに、高校の同級生(男)が転がり込んできて、
そこから始まるドタバタ劇。


誰もがマイノリティだったりするけど、
それを自身が、周囲がどうやって受け入れるのか?
(”受け入れる”って言葉も変かも)
硬直したテンプレート的な思考に嵌って、
人を見下したり、物事を正面から見れなくなったりしていないか?
そんな事を考えさせられ、唸らされます。


最近、ゲイを扱ったドラマが受け入れられているのも、
男だ、オカマだ、とか凝り固まったカテゴリ分類が
薄れてきている証拠なのかも。
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2019年3月の読果 [日々是読書]

先日、本屋大賞が決まりました。
「そして、バトンは渡された」

うん、良い作品だよね、もう読んで知ってるよ。
と、やっすい優越感に浸りましたが、
本当に面白い作品です。

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2月分とまとめて



「甘々と稲妻(12)」
終わっちゃいましたが、”作って食べる、成長する”が
しっかりわかって、最期も良かった。
多分、文部省推奨。

甘々と稲妻(12) (アフタヌーンコミックス)






「猫丸先輩の空論」
ガチな推理と身近にいたら迷惑な猫丸先輩の自由さが
面白い。

猫丸先輩の空論 (講談社文庫)







『コンビニ人間』村田沙耶香

コンビニ人間 (文春文庫)









数年前の芥川賞作品です。
が、娯楽作品ではありません。。。
コンビニでしか働けない女性目線の話。
(一行で説明しにくいので読んで)


以前、本を読まなそうな兄さんが
「テレビで見たー、薄いし読めそう」と買ってましたが、
数ページで挫折したと予想できます。


なんか、醒めてるというか淡々としてるのですが、
読み終わって、ふと目の前の景色を見ると
世界が捻じれてと思いました。

どこがどう、とはいえないけれど
働く自分や、住んでるこの社会に、錆釘刺された気分になれます。

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2019年1月の読果 [日々是読書]

https://booklog.jp/users/masahi-6/users/masahi-6

そういえば、「ブクログ」の読書グラフ。
今月読んだなー、とか分かって便利なのだけど
表示が「25冊」「100冊」のグラフしかなく、
もう少し、真ん中の数字が欲しいです。
月間、100冊って化物だろ。



「友達以上探偵未満」
思春期女子怖い。。。
でも、内心バチバチが推理の行程とうまく絡んでて面白い。

友達以上探偵未満 (角川書店単行本)








「ヘルシング」
良い子にはおススメ出来ない、完結済みのコミック。
ちょい昔のだけど、我慢できずまとめ買い。
狂気と正気と、夜と朝の境目に立てます。

 諸君、私は読書が好きだ
  ミステリが好きだ。
  SFが好きだ。
  時代小説が好きだ。
  料理モノが好きだ。
(これ、考える、めっちゃ楽しい)

HELLSING(10) (ヤングキングコミックス)








んで、今月のイチオシ。
『君の知らない方程式 BISビブリオバトル部 』山本弘

君の知らない方程式 BISビブリオバトル部









なかなか流行らないけど、
面白そうな「ビブリオバトル」を部活にしてる
高校生たちの青春もの。
※ビブリオバトル=本のプレゼン合戦


部員各々の多彩な得意分野と二つ名が面白いし、
本当に、おススメを聞きたくなる臨場感がたまりません。
学校や図書館、大型書店でやってるらしいので、
本物にも行ってみたいな、と。

今回は恋の駆け引き(さすが高校生)も絡みますが
まさかのオチです。
いや、コレ大丈夫か、どうなるのさ?!

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2018年11月の読果 [日々是読書]

読書の秋

だからと言って、読んだ量が増えたわけでもなく、
平常運転。
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色々シリーズ物も多かったけど。

『ドリフターズ6』

ドリフターズ(6) (ヤングキングコミックス)




相変わらずの遅筆。。。
でも、待たされても待ってしまう、
高密度な絵と平野節
もう、薩摩弁もいけます。



『夜の淵をひと廻り』

夜の淵をひと廻り (角川文庫)




ストーカー気質なお巡りさんにまつわるエトセトラ。
何気にミステリが成立してて読み応えあった。




『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ

そして、バトンは渡された (文春e-book)









「私には父親が三人、母親が二人いる。」
まぁ、なんて複雑な家庭環境、可哀想。
にならない、
「数奇な運命をたどったけど全然不幸じゃなかった少女の物語。」

どうにも平坦なようなのに、
柔らかい文章なので
読み進めやすい。

色んな家庭環境になって、
色んな人達と一緒に暮らして、
色んな形の愛情に触れて。
真っすぐというか、順応性高いっていうか。。。

紆余曲折もちょぴりあるけど、
むしろ幸せな数奇?な運命、ご賞味ください。

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2018年6月の読果 [日々是読書]

月に1冊はノンフィクションを読もうかと

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「ブラッドライン 」
今の「紛争」を多方向から分かりやすく見れた。
平和って、難しい。

ブラッドライン





「いとみち」
女の子のゆっくりとした成長記
メイド三味線、イロモノではございません。

いとみち (新潮文庫)







『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)









かなりふざけた表紙と名前のため、
芸人の突撃レポートと勘違いされそうですが。。。

真面目で一途な、昆虫学者さんの研究記録です。
あの格好も、名前も、きちんとした意味があります。

自分の事を茶化して書いたり、生活密着感もあったりして、読みやすい。
でも、バッタへの熱い想いは香川照之以上にあふれてるし、
自分の研究を続ける為の並々ならぬ力強さを感じます。
もちろん、研究の記載も分かりやすいので、
途切れず読み進められます。


学者さんも、自分で営業したり、好きでもない研究でお金稼いだり。
ただ、勉強してればよいわけではない、とは知ってるつもりだったけど、
こんなに大変とは。

こういう人たちにも支えられてるんだな、っと。


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2018年5月の読果 [日々是読書]

GWもあってか、ペースはいまいち。
つか、翻訳物があると時間かかるんだよね。

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『キャロリング』
久しぶりに有川浩
やはり、読みだすと止まらない。

キャロリング (幻冬舎文庫)





『ガイコツと探偵をする方法』
翻訳物は、なんて言ったけど、
こちらは突拍子もない設定なのに、テンポよく読めました。

ガイコツと探偵をする方法 (創元推理文庫)







『移民の宴』高野秀行

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活 (講談社文庫)








世界を流離う冒険小説家?(一言で言いにくい)のルポ。

日本に住んでる移民(※)たちの宴に飛び込み、色々味わってきます。
(※日本に住んでる外国人を、あえて”移民”と読む理由は本の中で)

宴なんで、地域のコミュニティ、宗教のコミュニティといった
集団の中に入って、食べて喋って笑って(酔って)。
異文化や日本との違いを見て、日本を違う視点で見て。

ダラダラなルポで軽い書き口な故か、
臨場感と温度が楽しく伝わってきます。
(何より美味しそう。。。)


優しいようで、余所者とは一線を画しやすい日本人の中で根を張る難しさ。
でも、強かさや信念や欲望で、しっかり頑張る。
強いなーって、純粋に感心しちゃいます。


意外だったのは、日本食に慣れちゃった、って人が多かったこと。
郷にいては郷に従え?
胃袋掴んだら勝ち?

何はともあれ、もっと外国人が入ってくる日本。
持ち前の何でも取り込む精神で、
分け隔てなく暮らせていけるようになると良いな。


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エルレ復活! [日々是読書]

脳内再生、って話してて
骨太目なSF小説読んでると再生されるのが
SPACESONICとか、ジターバグとか。

曲名は出るのに、歌手名が出ない。
流石四十年ものの脳内WALKMAN、ガタ来てる。

と、悶々としていたら天啓が。

ELLEGARDEN復活ライブ決定!

そうだよ、ELLEGARDENだよっ。
はぁ、スッキリした。
また、聞けるのは嬉しいな。
合いそうなSF小説探そっと。

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2018年2月の読果 [日々是読書]

今月は資格試験の勉強もしたので、
少し読書量は少なめなはず。。。

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「田舎の刑事の好敵手」

田舎の刑事の好敵手 《田舎の刑事》シリーズ (創元推理文庫)




普通にミステリなのに、
あまりの変キャラの多さに
電車内でニヤケ顔を止めるのが難しい。





「その可能性はすでに考えた」

その可能性はすでに考えた (講談社文庫)




ちょとキャラモノ?と思ったら、
結構ハードな推理合戦。
頭使えてよいかも。




『機巧のイヴ』乾緑郎

機巧のイヴ(新潮文庫)









江戸時代っぽい感じのところを舞台に、
人と見紛う機巧女性を中心にした連作。

からくり相手に惚れっちゃった人。
からくり作りに取り付かれちゃった人。
からくりの秘密に巻き込まれた人。
一話一話も短編としてしっかりしていて
読みごたえがありました。


世界観がシッカリして描写が丁寧なせいか
江戸時代で自動人形ってのに違和感なく物語に入れました。

時代物っぽくて、SFっぽくて、どのコーナーに置かれるのかしら?



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2018年1月の読果 [日々是読書]

今年もたくさん面白い本に会えますように。
https://booklog.jp/users/masahi-6



「アルバトロスは羽ばたかない」
連作推理ものだけど、まとめ方が綺麗。

アルバトロスは羽ばたかない 〈七海学園〉シリーズ (創元推理文庫)





「教場2」
警察学校の生徒たちの苦悩と教官のお話。
何でも見透かす風間教官が、ジョーカーゲームの結城中佐のようでこわい。

教場2







『荒神』宮部みゆき

荒神 (新潮文庫)









やっぱりKindle嫌いな宮部先生なので、分厚い文庫本で拝読。
なんと新聞連載小説の時代物。
当然ながら、テンポよく、一気読みできるので、
この物語を毎日小出しにされて焦らされるって苦行かと。


江戸時代の小藩の貧しい山間の村が何かに襲われるけど、
隣藩同士の昔からのイザコザもあるし、各藩の内政もバタバタで。
人の浅ましさを現した社会派な時代物だなー。


と読んでいたはずなのに、
あれ?
怪獣モノになってる。
ある意味、ジャンル不問の宮部みゆきの本領発揮。
人と怪物の対峙は、シン・ゴジラっぽい面白さも。
(こちらの方が公開は先ですが)

最後は、ホラーっぽさに寄って、
しっとり終わっていきます。


最近、時代小説をまとめて置く本屋さんも増えてますが、
本屋の担当さん、ジャンル分けに困る作品です。


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