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2017年12月の読果 [日々是読書]

今年一年もよく読みました。
コミックが多くなってる気もするけど。。。
年間300冊が夢だな。


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「紙の動物園」

紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)

ピース又吉がお薦めだって♪
ってミーハーに行くと撃沈する濃ゆい作品です。
たまにはこういう作品を腰据えて読むのも良いもの。



「武曲」

武曲 (文春文庫)

映画化されたのも納得。
動きと思考がテンポよく伝わってくる。



『でんでら』平谷美樹

でんでら国 上 (小学館文庫)









江戸時代。とある北の貧しい農村では60才になると
山奥に捨てられる悲しい風習が。。。


うそ。

長年の農業で培った体力と知恵で、隠し村を作って第2の人生満喫中。
年貢が無い分、のんびりして豊か。
元居た村が困ればコッソリ助けて、Win‐Win。

この秘密に感づいた藩の役人たちとのバトルの行く末は?
最後の最後の奇策まで目が離せずに、上下巻でも一気読みでした。


こんな老後なら悪くないかも。

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2017年11月の読果 [日々是読書]

今月はシリーズ作の完結がいくつか。
さみしくなります。

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「NNNからの使者 猫だけが知っている」

NNNからの使者 猫だけが知っている (ハルキ文庫)




NNN(ねこねこネットワーク)の存在をこれで初めて知りました。
猫を強制的に飼わせる恐ろしい秘密結社です。
お世話になりたい。。。




「AIの遺電子 8 」

AIの遺電子 8 (少年チャンピオン・コミックス)




ブラックジャックと星新一を思わせる
AIやロボットがいる世界のショートショート(漫画だけどね)の秀作でした。
終わっちゃた。。。



『横浜駅SF』柞刈湯葉

横浜駅SF【電子特典付き】 (カドカワBOOKS)









無限に工事が続く横浜駅をヒントに
自己増殖して日本中が横浜駅になりつつある
近未来日本を二人の若者の視点で描いたSF


横浜駅利用者は大きく共感しながら読むのでしょうか。
(たまにしかいかないけど、いつも工事してる気はします)

それはさておき、駅が無限増殖するシュールさと
対抗するのはJR九州やJR北海道、身分証はsuicaなど、
妙な設定の細かさが世界観を引き立ててくれます。

全体的なストーリーが粗削りな気もするけど、
引き込まれる面白さがありました。

明日から横浜駅に行くのが怖くなるかも?


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2017年10月の読果 [日々是読書]

今月は少な目。
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何故って、郷愁に駆られて「魔法陣グルグル」なんて読んだから。
スクエニというRPGのお膝元からでた、元祖「勇者ヨシヒコ」。。。


「夜行」
森見ワールドのダークサイド?
恐怖だけではない怖さで綴る連作でした。
夜行






「阪堺電車177号の追憶」
電車が見てきた近現代史のプチ連作ミステリ。
鉄っちゃんじゃなくても、面白い。

阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)







『献灯使』多和田葉子

献灯使 (講談社文庫)










震災後文学の頂点、なんだとか。
”近未来SFディストピアもの。”
って括れそうなのに、括れない重さと深み。

目立った怖い仕掛けがある訳ではないけど、
こんな未来は嫌だと、浸透してくる恐怖と嫌悪感がありました。
いや、未来ではなく、今かもしれないけど。
自分のいる世界を立ち止まって見ることができるかもしれません。


読み進めるのも重いし、読後の疲れはかなりなものなので、
読み方はご注意です。


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大幅リニューアル、kindle [日々是読書]

「本読むなら、紙の本だよね。」
なんて拘りも、便利さの前では一息で飛ぶ紙切れ。
タブレット+Kindle派に鞍替えして長らく。


最近、Kindleソフトが大幅リニューアル。
見た目がすっかり変わりました。
アイコンの見た目から便利機能追加まで。


読むだけのソフトでしたが、
少し使い込んでみようかしら。


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買うか、借りるか。文庫本。 [日々是読書]

『全国図書館大会 東京大会』(どんな大会だ?)で、
文藝春秋の社長さんの
「売れなくなるから、図書館で文庫本貸さないで」が
ちょっと盛り上がり。

図書館で借りられるから、本が売れない。
あまり統計資料もなさそうだし、
データとして影響も定かではないけど、
個人的感覚では、買う/借りるは
マイルールで線引きがあって、
図書館にないから買う、って無いかなっと。
図書館でかりて、興味持って買うって
ケースもありそうだし。
堂々巡りな論争ではあるけど、
本読む人が少しでも増えるようになれば
良いなと。

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2017年9月の読果 [日々是読書]

読書の秋、9月。
あれ、あまり読めてない?
分厚い翻訳物にやられたか。。。

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「血界戦線 Back 2 Back 3」
 アニメもseason2、蓋足袋です。
 期待してよさそうですよ。

血界戦線 Back 2 Back 3 ―深夜大戦―Dead of night warfare (ジャンプコミックス)






「ミドリのミ」
 ヘンテコな周囲と家族に翻弄されるミドリと、
 ヘンテコな人たちの優しいお話。
 「family song」的?

ミドリのミ (講談社文庫)






『まほろ駅前狂騒曲』三浦しをん

まほろ駅前狂騒曲 (文春文庫)









町田市(多分)の片隅でダラダラな便利屋オッサン二人組の騒動記、ファイナル!
瑛太と松田龍平の映像化がピッタリ。


しがない便利屋稼業の二人組の多田&行天。
奇行スレスレの行天の娘(別居中)を預かることになるけど、
当の行天は死ぬ気で子供大嫌いだし。。。

いつもの厄介メンツに加え、
無農薬野菜を生産販売する怪しい団体まで。
何がどう絡まって、どう収まるのか。
いや、そもそもオチはつくのか?

まぁ、よくこんなに転がるものだと、
各登場人物の七転八倒や話の展開を
だらーーんと楽しめます。

ヒトをダメにするクッションにでも座って
一杯引っかけながら読むのが正しいスタイルです。


三浦しをんの「生きてる熱量」はどこかに感じますが、
最後まで、脱力しながらお楽しみください。


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繰り返しのお願いです、Amazon様 [日々是読書]

「紙で読まないと味気ない」等と嘯いていた頃もありましたが
すっかり、AmazonKindleの虜。
場所も取らないし、最近は取り扱いも増えたし。


でも、不満なのが、サイトで本を選ぶとき。
普通の小説に絞っているのに、
ハーレクインとかフランス文庫を入れてくるのは止めて下さい。
リアル本屋さんは、きちんと区画分けてるのに。
(ヒツジの皮を被ったエロ本ですよ。。。)


「近日発売→日本の小説・文芸」の検索結果に、
あのベタな表紙や題名が並ぶと
なんか、地味に精神的ダメージ食らうのです。

検索して探すのって、脳内イメージは
「本屋さんの本棚をウロウロする」なので、
買う気もないのにエロ本コーナーに足を踏み入れてる気分なのです。


外人さんには区別がつかんのかのぉ。
ウーム。

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2017年8月の読果 [日々是読書]

あれ、今月は意外に読んでた。
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『アイネクライネナハトムジーク』
実はハードカバーを図書館で借りて読んでた。。。
でも、この絡まり群像が面白いっ

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)





『感じる科学』
量子学とか、科学解説、真の入門書
例えがバカバカしすぎるので、吹かないように。

感じる科学 (幻冬舎文庫)






『銀の匙 Silver Spoon 14 』
おかえいりなさいっ。でも、また暫く待たされそう。
進路いろいろ、恋路もいろいろ、高校三年生。

銀の匙 Silver Spoon 14 (少年サンデーコミックス)







『魔法使いの願いごと』友井羊

魔法使いの願いごと (講談社タイガ)









この作家さんとは合うようで、外れ無い。
優しいファンタジーちっくな感じです。(最初は)

後天的に眼が見えなくなった女の子。
森で会ったヒトが魔法をかけて、
「美しいものだけ視える」ようにしてくれますが。。。


この「美しいもの」が曲者。
マクベスでも「美は醜、醜は美」と言ってましたっけ。

美しさなんて主観”なので、視る時間、場所で変わる。
しかも、この女の子は、一度でも美しくないって視えてしまえば、
二度と視れない。。。


なんで、ヒトはこんな残酷な治し方をしたのか?
ってか、魔法が使えちゃうヒトの正体は?
なかなかファンタジー設定ですが、
正体や事情が分かるほどグッと来てしまいます。



この「魔法使い」の設定が気に入ってしまいました。
その設定は、核心なネタバレなので伏せますが、
これでシリーズやってくれないかしら。

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2017年7月の読果 [日々是読書]

暑いせいか、軽めの作品を読む傾向に。
と、食べ物系が多過ぎ気がしてきた。
自粛する気はないけど。

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『甘々と稲妻(9)』
相変わらず、「作りたい」「食べさせたい」と思わせてくれる。
料理もだんだんと凝ってきました。

甘々と稲妻(9) (アフタヌーンコミックス)






『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』
相変わらず事件解決も料理も手際が良いです。
ドラマの続編やらないかなぁ。

侠飯4 魅惑の立ち呑み篇 (文春文庫)





んで、今月は、
『さよなら神様』 麻耶 雄嵩

さよなら神様 (文春文庫)









事件の犯人をいきなり言い当てる”神様”な小学生。
同級生でもある少年探偵団たちは、
忸怩たる思いで”HOW”を探っていく。
な、連作です。

少しづつ見え隠れしてくる登場人物の正体や想い。
チラチラ感がビックリとじれったさをくすぐります。
推理パートはちょっと重めです。


で、最終章のちゃぶ台3回転半捻り返しは
すっぱりしていて、気持ち良くさえありました。
こういう裏切られなら大歓迎です。

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2017年6月の読果 [日々是読書]

http://booklog.jp/users/masahi-6

今月もローペース
朝の電車の中で読めないのが効いているのかも。

しかも、以前単行本で読んだものの文庫化(改題)を、
「わーい、続編だ」
と読んでしまった体たらく。
ちと反省。
何でも、kindleポチっとすれば良いものではないぞ、自分。


ザ・王道って感じでよかったけど、
「童話物語(上) 大きなお話の始まり 」

童話物語(上) 大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)






こちら推し。
『本屋になりたい ――この島の本を売る 』宇田智子

本屋になりたい ――この島の本を売る (ちくまプリマー新書)









本が好きすぎて、沖縄の市場で古本屋さん始めちゃった
お姉さんのエッセイ。
良い子向けのプリマー新書ですが、大人でも気にせずどうぞ。
(いっそ、古本屋転職検討中の方も)


古本屋を始めたきっかけから、地元の人との交流、
古書業界の裏まで。

「あー。この人、本好きなんだな」と滲み出てくる文章です。
売るのも買うのも読むのも好き、本の世界が好き。
こんなにのめり込めるのが羨ましいです。
古本屋日記でもなく、本の世界が多方面から語られるので、
興味が尽きません。

ま、商売上の不安も赤裸々ですので
今すぐマネしたいとも思いませんが。。。
(弱気な大人)


本屋ってだけでなく、
お店始めるって視点、沖縄という視点、
色んな切り口で楽しめます。

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