２０１２年３月の読果

今月は読んだ。
いっぱい読んだぞー。
（捕ったどー的なノリで）

http://booklog.jp/users/masahi-6

やっぱり渋い伊藤計劃
SFなのに骨太で生生しくって素敵。
「The Indifference Engine」







還暦アクション大作「３匹のおっさん」も爽快でした。
年寄りでも若者でもない、この世代の話って新鮮かも。
「エレクトリカルパレード」動画で観たい！







お気に入りのシリーズも多くて豊作でしたが。
久々の達成感を感じたこちら。
「銃・病原菌・鉄」（上・下）　ジャレド・ダイアモンド










やっとの文庫化。
（こういったモノが文庫になるのも珍しいかと）
００年代に読むべき一冊になるのに、十分な大作。

生物学者が書いた歴史の本。
色んな角度から、
何故文明が生まれる時代に差があったのか？
旧大陸と新大陸の差は何だったのか？
って検証します。

世界地図や動植物図鑑などの本があった方が良いですが、
難しさもそこそこなので、何とか読み切れました。
原生植物、気候、文字、様々な要因を
縦横無尽に見てますよ。
この見方に感心して、関心が生まれます。

今の世界は、誰かが優れていたからとか、
バックにいる神様が違うとか、
そんな差があった訳ではなく
環境に左右されて出来たモノ。
そこに、たまたま自分が居るんだって意識できれば、
地域や人種の違いに不必要な優劣がつかないのだけど。

久しぶりに噛み応えがある１冊でした。

タグ：銃・病原菌・鉄