2014年1月の読果

年末年始やら長距離移動で、時間確保が出来ました。
と、どこでもいつでも買える電子書籍の威力も確認しました。

http://booklog.jp/users/masahi-6

復刻2つ。
されるだけの普遍的な面白さに納得。
「おもいでエマノン」







「製造迷夢」





しまった、今まで読んで無かったのが悔しい。
「猫語の教科書」






今月のイチオシは、小説ではなく、実用書？
『魚料理のサイエンス』成瀬宇平












まー、薀蓄本です。
魚の種類ごとに、大まかな説明ののち、脂質やら旨味成分の化学的解説。
もうついていけないって直前に、具体的かつ化学的に美味しい調理法の説明。
存分に食欲を煽っところで、俳句や短歌の引用で〆。

生物学、栄養学、調理、全方位的な解説がバランスよくあって、
「あー、食べーたーい」って思わせます。
サンマの塩焼き、ブリ大根、牡蠣フライ・・・
食事前に読んではいけない魔性の書物です。

居酒屋でチョット通ぶっちゃうのにも良い一冊だし、
料理は科学だと、先人の知恵の深さと共に学べる一冊でもあります。
サカナクンと張れるかって位です。(食用限定だけど)

オレンジページの連載だったのかしら、
って言うくらい、“魚料理のサイエンス“でした。